Back number(2002年8月)
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二日前の徹夜

August 30, 2002

がたたって水曜日は朝から消化不良。暑さが戻ってきた為か、やはりもう若くないのか、一晩寝ても体の調子が戻りません。

 そして、これが厄日の始まりでした。

 昼過ぎに車で街に出たのですが、途中、バッテリーがあがってしまって駐車した車のエンジンがかかりません。たった、2、3分前は快調に動いていたのに(涙)。整備工場の人が来るまで1時間、車の中に缶詰めされたも同然の状態です。外は雨も降ってるし。(再び涙)
 ようやく、整備工の人が到着。充電してもらうも、エンジンを切ったら再び車は沈黙。どうやらバッテリーが寿命とのこと。再び充電してもらいましたが、エンジンを切ったら再び動くことはないだろう事は誰の目にも明らかです。仕方がないので、バッテリーを交換するために整備工場まで行かなければいけなくなりました。(溜息)
 故障から2時間弱、新品のバッテリーを乗せた車は、ようやく快適に動き出しました。
 こんな事をしているとお腹も減ってきます。そこで、隣人が知っているという美味しいラーメン屋へ行くことにしました。少し道に迷いながらもようやくラーメン屋に到着。ところがこのラーメン屋、電気も点いてないしシャッターは下りています。休業日も何も書いてないので、これは潰れたのでしょうね。(残念)
 心身共に疲れて帰宅。ところが、この日の不幸はこれで終わりません。
 未だに調子の戻らないお腹に夕食を詰め込んでいると、口の中に何か異物が。口から出てきたものは半年前に治療した歯の詰め物。鏡を見ると奥歯に大きな穴があるではありませんか。来週まで歯医者に行く暇が無いのですが、それまで、左奥歯にこの大きな穴は空いているのですね... 。(不安&号泣)

「美術の力−時代を拓く7作家−」

August 23, 2002

前回書いた兵庫県立美術館で見た展覧会です。(会期は今週の日曜まで)
 この展覧会はタイトルが示す通り、無コンセプトで、きっと担当学芸員の好みで作家を選んだだけの展覧会です。しかし選ばれた作家達の作品はなかなか見応えがあり、「私が選んだ7作家」展みたいなタイトルを付ければもっと良い展覧会になると思いました。

 河口龍夫の銀色一色の作品は、水の中の精神病院(?)を連想させて、思わず床に座り込んで見とれてしまいました。(別の場所にあった作品は観客者の動きを感じるセンサーが仕掛けられた物で、こちらも呑気に座って見ていると、監視員さんがお節介にウロウロ動いてくれました)
 ビル・ヴィオラのビデオは、スローモーションの水の泡が美しく、安易なタイトルを見なければ、不覚にも心地よい感動を覚えるところでした。
 小林孝亘の絵画はタイの生ぬるい空気をハッキリとを思い起こさせてくれます。(でもタイで、あんなに愛くるしく、且つ芯の強い視線を向ける犬(?)にお目にかかった事はありませんでしたが... )
 ハンス・ペーター・クーンの床から天井に伸びる赤い板と、厚いカーペットが敷き詰められた床、一直線に並べられたスピーカーから流れる音が響き渡る空間。その空間自体が絶妙なハーモニーを奏でているようでした。(天井から数個、無造作に吊るされた大きな赤いライトを見ない振りをすればなおさらのこと)
 青木野枝の鉄の彫刻は、巨大なオブジェでありながら、子供の頃に作った無邪気で懐かしい王冠のイメージを連想させ、床に付いている溶接の時に出来たであろう焦げ跡も愛嬌に感じました。(展覧会の閉会後、この床はどうなるのでしょう?)
 蔡國強の99の黄金の舟は、正に龍が動いていく様に川を1列に蛇行していきそうな配列が素敵でした。(でも黄金の舟と言うより、金色の折り紙を折って作ったみたいな舟でしたが... )

 以上、こんなに素晴らしい作品を見た後ですから、ヘンリク・ハカンソンの職場放棄したスズムシは忘れることにします。(笑)

建築物

August 20, 2002

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って完成した時が一番美しくないと思いません?
 ほら、廃虚とか建築中の建物って、完成した建物より魅力があるでしょ?

 なーんて事を考えていたのは、兵庫県立美術館に行ったときなのですが... 。

P.S.
安藤忠雄先生、ごめんなさい。(未だに復興途中なのか、周りに建築中の建物が多かったのよね。)

携帯電話

August 16, 2002

が故障したので、この機会に機種変更をしました。
 前にも書きましたが、今まで持っていたのはメールも使えないほどシンプルな携帯。新しい携帯を箱から出して最初に思いました。

「たかが電話に、何故こんな分厚い説明書が付いているの?」

「リリイ・シュシュのすべて」

August 14, 2002

の主な登場人物は中学生だと思うのですが、なんか皆、老けている様に思いません?いや、精神年齢とかではなく、純粋にタッパとかの外見の話ですけど。
 近所で中学から下校する生徒を良く見るのですが、この映画よりずっと「お子ちゃま」みたいな子が大勢いるのですが... 。
 それと普段、映画を見ている時、このストーリーはどう展開したらラストに行き着くのだろうと思うことが良くあるのですが、この映画に関して言えば、逆に後半、何度もラストシーンかと思うシーンがありました。最後の30分くらいは、「このシーンで終わりだろう、このシーンで終わりだろう」と思いながら見続けていましたね。
 そんな感じで見ていたから、あのラストはちょっと希望がありすぎるかなと思います。もうちょっと前で切って、観客自身に本当のラストをイメージさせる感じの方が良かったような気が... 。
 まあ、映画の全体的な印象は、虚像だらけのなのに妙にリアルな映像と、リアルな筈なのにとっても嘘っぽいストーリー展開という感じでしょうか。とは言え別に嫌いな映画ではありません。はっきり言って、身内に不幸のあった日に見る映画ではないですけどね... 。

長野と新潟

August 12, 2002

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に行ってきました。
 地元の人は「この夏一番の暑さ」と言っていましたが、京都よりも涼しく、大変過ごしやすかったです。
 と言っても、別に避暑に行った訳では無くて、爺さんの納骨だったのですが... 。

 思えば、もう1ヶ月程前の事になります。病院に爺さんを見舞いに行ったのですが、私が病室に入る数分前に爺さんは仏様に。その足で仏様を連れて帰って葬儀の準備。
 一段落して自宅に戻ると(爺さんと住んでいた場所は違ったので)、何故かその夜「リリイ・シュシュのすべて」を見ることに。その後、隣人と些細な事で喧嘩。その夜はなかなか寝つけず、朝の4時頃に琵琶湖までドライブ。
 年甲斐もなく何やってたんだろうね、自分。(痛...)

P.S.
と言う訳で、毎年、年賀状を送って頂いているたった十数人の皆様。随分先の話ですが、今年は年賀状を差し控えさせていただきますので、どうぞ宜しく。

樋口一葉

August 3, 2002

の愛読者には失礼な話ですが、造幣局デザイン部の5千円担当の人達ってちょっとマニアックではありませんか?

 未だに「新渡戸稲造はどんな人?」と思うのは私だけでは無いと思うのですが... 。

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